Category Archives: 運転・操作について

解体に万能なユンボ

ユンボを使って小さなビルなどを解体するときですが、
隣のビルに当たらないよう気遣って、防塵措置を取り通行人に
注意して行うなど、街の中で行うものが殆どですね?

先日、沖縄の石垣島の小さなビルの解体工事を見かけました。

一般にyunboに取り付けられているバケットは、
ブレーカーなどの違うアタッチメントに取り換えて使用します。

 ↓

コンクリートや鉄筋をハサミで切ったり砕いたりします。

人だけの作業では大変ですが、ユンボ1台と運転する
オペレーターが一人居れば、最小限の人件費で作業してくれます。

あとは、警備関係や運搬搬出関係の人員などです。。。
1台のユンボがあるだけで本当に多くの仕事をこなしてくれます。

石垣島へ行った時ですが、
ユンボの中古だと思いますがかなり古ぶた機種で解体工事を
していました。

解体なのでおんぼろの重機の導入は当然かもしれませんが、
それ以外にも、海に囲まれた沖縄では、
新車はほとんどみかけませんでした。
台風や潮風ですぐに錆びたり傷ついたりします。

今でこそ奇麗な車も増えて来ましたが、
日本の中古車の多くが流れてきたのではと思うくらい
古びた車が多いです。

小規模な土木会社などが多く、
新車を買う余裕がないという背景もあるようです。

そのためユンボも中古で利用する現場が多いのではと感じました。

さて、大きなビル等は、
ダイナマイトで爆破という方法がコストも安いのでしょうが、
街の中で発破を使うなんて不可能ですね。

ユンボならビルの上にクレーンで吊上げられ、上から順番に
細かく崩していく方法もあるようです。

つまり、周りのビルや通行に気を使いながら安全に繊細に
解体するには、有効な解体建機となるのです。

普通は、壁の一部を崩し、天井が抜けたあと、ユンボがかき出す
ような感じでしょうか?
鉄筋はアタッチメントをハサミに取り換えて切ります。

別のユンボを用意して、壊れたコンクリート片をバケットで
かき出し、ダンプなどに運び、廃材として埋め立てなど処分
されます。

しかし、小さなビルで狭い空間でのユンボでの解体には、
オペレーターの腕が試されます。

個人的には、すごい技を持っている人が多いなぁと感じます。

アームを自由自在に操り、細かい作業をしているのを見て
感動してしまいました。