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ラジコン式ユンボの用途

危険な場所や悪天候、気温の高い場所などで人間の操作が難しい場合、無線を使ってラジコンでリモートコントロールできる建機があります。

ユンボは普通は人間が操作しますが、上記のような場合、ラジコンで制御できるのは工事の安全からも有効な手段です。

技術資料では、油圧ショベル用の特定小電力比例ラジコンというコントロールボックスを用いてユンボなどを制御する方式を示します。

ユンボなど建築土木機械を制御するテレコントロールシステムは、通称ラジコンと呼ばれていて、他にクレーンや、杭打ち機等に応用されています。

利用できる周波数はいろいろありますが、429MHz帯の特定小電力無線局などがあります。油圧ショベル用特定小電力比例ラジコンは一定の安全基準があります。

重機を動かすわけですから、安全には十分な基準とラジコン操作訓練は必要です。

近年は大規模災害が多く発生しており、土砂崩れや道路崩落等においては、迅速な復旧作業が望まれています。
しかし、被災現場での作業は常に危険にさらされるため、運転員の二次災害防止の観点から、遠隔操縦式建設機械( 無人化施工機械)による復旧作業の重要性がクローズアップされ推進されています。

離れた位置からラジコン送信機により重機を操作するの場合、操作するオペレータの安全性が確保出来る反面、機械に乗らずに運転するた現場の音などは聞こえにくく、作業場所も見えにくいなど、通常の運転とは異なった操作感覚が要求されます。

日頃から慣れ、災害時にも即時に対応出来るようなオペレータの教育・養成が求められています。

テリーエンジニアリング株式会社など建設機械の無線操縦システムの製造を専門にしている会社などもありおます。