油圧ショベルの各種アタッチメントは、
互換性による共有化、重機・建設機器の作業の効率化を図ること、
また、全ての建設産業の生産性の向上と資源の有効利用を目的に
「社団法人 日本建設機械化協会規格」により規格化されています。
そのため、違ったメーカーのさまざまなアタッチメントを、整地や
解体などの現場から要求されユンボの取付部の寸法
(アーム先端部、油圧継手部)に合わせ製造する事ができます。
土木、建設業の現場では、同一の油圧ショベルの運転質量、
アーム外幅、ブラケット内幅、穴径、ピン径などに合わせ
必要なアタッチメントに取り替える事が可能となるのです。
また、ショベルカーを製造しているメーカーが積極的に
アタッチメントを開発しているのは少なく、
中小の専門メーカーが整地、解体、建設、道路工事などの
現場の要望に積極的に応じ様ざまな種類のアタッチメントを
開発・製造している事が多いです。
■さまざまなアタッチメントの紹介
・ブレーカ
タガネの打撃で物を破壊するタイプで、コンクリートや岩石の
破壊・小割り、道路工事の岩盤破砕・溝堀などに使用されています。
・リフティングマグネット
スクラップ工場などで電磁石により金属の選別や鉄スクラップの
移動に使用します。
・フォーク
産業廃棄物処理場などで使われ、スクラップなどを掴んで移動したりします。
・アスファルトルス ミニ油圧ショベル(ユンボ)用アタッチメント
特徴 :油圧による切削部分と電動による旋回部分とを連動させながら、
簡単に切削する道路補修用の小型切削アタッチメントです。
アスファルト、コンクリート、タイル等の切削向き。但し、
大型切削機のように、切削しながら切削クズを回収・集積することは
できない。
・クラッシャー・カッター、小割破砕機など
建物の解体工事などに使われ、鉄筋コンクリートなどをはさんで砕きます。
・バケット
採石場や砂場、大規模な道路工事などで、土砂や鉱石をすくいあげたり
するものです。
一般には河川工事などで良く見られる上から挟むクラムシェルバケット
や砕石船の土砂の掴み上げに密閉型複索式ラッチアームと呼ばれるもの
もあり、多種存在します。
■アタッチメントのメーカー紹介(一部)
古河ロックドリル株式会社