国内でユンボと言えば、小型の油圧ショベルを指す事が多い
と思いますが、小型でのユンボの中古やレンタルも盛んです。
しかし、海外では小型ではなく大型の油圧ショベルなどの
建機が注目されています。
コマツ、日立建機の建設機械大手2社が、
鉱山開発(マイニング)用超大型油圧ショベルの生産を
世界規模で再編する。
というニュースがありました。
コマツは2009年8月に稼働予定の金沢第2工場(金沢市)と
独工場(デュッセルドルフ)、六甲工場(神戸市東灘区)の
3拠点で再編。
日立建機はインドネシアに足回り部品などの生産を集約、
国内は最終組み立てに専念するとの事です。
今や世界経済を大きく変動するようになった中国の驚異的な
経済成長を支えるため、資源開発の伸びもそれに比例して
伸びています。
以前はオーストラリアと北米が超大型資源開発の中心
であったのが、南米、インドネシア、アフリカ、ロシアなど
にも需要が増え、超大型の高山開発の生産効率を高めるには、
当然ですが小さなユンボなどでは追いつくはずもなく
日本製の優れた大型建設機械の導入は必要不可欠となっています。
コマツと日立建機は150トン以上のマイニング・ショベルの
分野ではこの2社で世界シェア5割超を握るそうです。
資源の少ない日本ですが、外国の大型資源開発に
日本の優れた建機が採用される事は、資源供給の観点からも
友好関係を保つ一つの方策とも言えるのではないでしょうか?
また、日本の優れたユンボは中古になっても品質が高く故障
しにくいと言う事で人気は高く、東南アジアなどに輸出されたり
して整備されて使われているようです。