ユンボとは?

ユンボとは、「パワーショベル」とか「バックホー」と呼ばれている
ものと同じく「油圧」で稼働する建設機械の類と言われています。

もともとは、フランス・シカム社(現yumbo社)と技術提携していた
新三菱重工(現在の三菱重工)が代表機種であるY35を初めて国産化
した時に「ユンボ」の名称を付け販売した商品名です。

現在の新キャタピラー三菱は、旧社名時の建機事業を引き継いで
製造していますが、商品名としては消えているようです。

なお、「油圧ショベル」という呼び方は、1990年代に入ってから、
統一名称として「社団法人日本建設機械工業会」によって決めら
れたようです。

統一した呼び方になってからそう遠くないため、
土木建設業界では、いまだに商品名のユンボが「油圧シュベル」
の代名詞として呼ばれる場合が多いです。

本来は商品名であるはずの「ユンボ」が一般名詞化して普及しています。

例えば、建設現場などでの募集要綱では、
重機の運転資格を持っている人を捜している場合、

「油圧ショベルオペレータ」が正式名称であっても、
「ユンボオペ」募集と書かれる場合が多いようです。

私の周りでも会話の中で油圧シュベル代名詞としてよく聞きます。

「買った土地が荒れていて、ユンボで掘って整地しないとダメだねぇ?」
とかいう表現が聞かれました。
だいたい50代以上の人の会話でよく聞きます。

誰でも一度は見た事があると思いますが、
ダム建設や大規模な埋め立て事業などで使われる
超大型の機種、道路工事や建設現場などの中型機種、
さらには一般住宅などの基礎工事や庭の整地などで使用される
小型機種など大小数多くの種類が存在します。

また土砂をすくうバケットから、
用途に応じて掘削用やコンクリートや鉄筋の切断用のハサミ
などに取り換えるなど、多くのアタッチメントも存在します。

Yumboは、さまざまな仕事をこなす万能重機と言えるかもしれませんね。

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